方向性が決まったら ~攻める場合①~
前回は、攻めるか、守るか、撤退するか、方向性を決めました。
今回は、攻める!と決めたときについてです。
「攻める」は、現金の流入を増やしたいときに選びます。
自分たちに「強み」があるところに「機会」がめぐってきたら攻めましょう。
攻めるときに大事な視点のひとつは「位置取り(ポジショニング)」です。
位置取りの考え方1 ポーターの基本戦略
◆業界全体を相手に戦う自信があるなら、
①コストリーダーシップ戦略
他社よりも安いコストで利益を多く取る。(安売りとは限らない)
②差別化戦略
他社にはまねできない差別化を図る。
◆特定の分野に絞れば戦える自信があるなら、
③集中戦略
・コスト集中戦略:特定の市場でコスト優位を狙う。
あるいは
・差別化集中戦略:特定市場で他社にまねできない差別化を図る。
位置取りの考え方2 コトラーの競争地位別戦略
①リーダー:業界トップの戦略。
品揃え豊富、競合品には真似して同質化、安売りに付き合わない。
②チャレンジャー:2番手の戦略。
リーダーができないような思い切った差別化で勝負。
③ニッチャー:特定市場でリーダーを狙う戦略。
④フォロワー:リーダーのマネをして低価格で勝負。
今回は、攻める!と決めた時の位置取り(ポジショニング)についてお伝えしました。
次回もお楽しみに。