2022年版中小企業白書を読む(1)

前回は国が応援する中小企業の特徴をザックリまとめてみました。
今回より2022年版中小企業白書から国の見方や考え方を見てみましょう。

令和3年度(2021年度)の中小企業の動向

中小企業・小規模事業者を取り巻く経営環境は厳しいものでした。
その原因は、感染症の流行、原油・原材料価格の高騰、部材調達難、人材不足などです。

中小企業・小規模事業者の業況や業績は緩やかな回復傾向にあります。
しかし、感染症流行前の水準まで回復していない業種も多いのが実情です。

資金繰り支援策の効果などによって、倒産は低水準にあります。

雇用環境は人手不足の状況が続いています。
特に「宿泊業、飲食サービス業」、「生活関連サービス業、娯楽業」です。

今後は感染症だけでなく多様なリスクがあるでしょう。
中小企業・小規模事業者は様々な経営課題に対応することが求められてきます。

(以上、2022年版中小企業白書112ページより)


今回は、中小企業や小規模事業者の動向に対する国の認識をご紹介しました。
次回は、感染症の影響や対応などについて見てみましょう。

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